なだは、射程距離内に入ったぜ

40代になると人生の射程距離が見える。でも、今日も伸ばしてみせる。出しな、お前のキラークイーン。

2018年8月の読了 試験前です

月末が試験だったんです。家族旅行とか帰省とか大変だったんです。仕事のトラブルでレンタカー続きだったんです。

読書を始めてから月間5冊は最少。

今月の狭小住宅はかなり好きですよ。

 

 LIFESHIFT リンダ・グラットン

人は過去から未来を描こうとする。90年lifeでは親の生き方は踏襲できない。65歳まで働くの?が60歳以降にどんな刺激的な仕事をしようかに変わる。人は、長寿を断定されるとこんなにも計画が楽しくなるのか。今すぐ前向きにスキルを磨きたくなる。でも長かった。 

ゲームの王国(上) 小川哲

人は理不尽さに対してどう対処するのか。ポルポト時のキリングフィールド。数多の視点で死が舞う。虚言の密告が連鎖し、痛みを受け容れ、無限の善の為にあらゆる有限の悪を許容するーー「理想」が最も残酷と気付く。この物語は人の本質に関する壮大な実践場なのでは。

ゲームの王国(下) 小川哲

カンボジア内戦の未来が舞台の下巻。『感情とは物語です』ーー記憶の読み書きを中軸にしてスピードが一気に増す。膨大な知識を惜しげなく展開する頭の良さが光り、要所に出てくる行き方の哲学に賛意ばかり。読み返す度に発見もあり、楽しい作家を見つけた興奮冷めず。

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狭小住宅 新庄耕

ブラック企業の青春小説?否、短いのに深い。特別な自分を演出し、刹那の数字に没頭し、価値観を受け入れて順応する。自らの通ってきた道に当て嵌めると、ぞっとする虚脱感が襲ってくる。若い人と味わいが違う話。空虚は埋めるか蓋をするか。今だからこそじっくり考えてしまう。

君の思い出が消えたとしても 才羽楽

あなたは一月後に死ぬ。でも思い出を寿命に変えられるよ。 世界観や視点は計略と同じ雰囲気。今回はどんな計略が渦巻いているのか、あの時の衝撃のような計略を味わいたいその一心。その気持ちを持ち続けることとして、今はまだぐっと言葉を飲み込みます。