2017年3月の読了 そういえば変身願望の本が多い
- タルト・タタンの夢 近藤 史恵
- 未処理の感情に気付けば、問題の8割は解決する 城ノ石ゆかり
- ラスト・ワルツ 柳広司
- ソードアート・オンライン〈10〉アリシゼーション・ランニング 川原礫
- 優しい死神の飼い方 知念実希人
- 娼年 石田衣良
- ソードアート・オンライン11 アリシゼーション・ターニング 川原 礫
- ペンギン・ハイウェイ 森見登美彦
- GO WILD 野生の体を取り戻せ! ジョンJ.レイティ,リチャード・マニング
- アルジャーノンに花束を ダニエル・キイス
タルト・タタンの夢 近藤 史恵
深夜食堂のビストロ版。料理にまつわる人生模様なのでネタは尽きない。短編が進むに連れてキャラがしっくり。珈琲飲みながら気軽に読める。惜しいかなは、余韻がなくサラッと話をしめくくること。それも仏流儀なのかな。
未処理の感情に気付けば、問題の8割は解決する 城ノ石ゆかり
感情という厄介なものを文章で説明できてる。要は「感情とは個人の現実であり出来事を自分にどう説明するかの認知から沸いた反応で認知には癖がある」てこと。 認知クセを変えてくれるのが読書、特に小説だと思うのです
ラスト・ワルツ 柳広司
シリーズ第4弾。第1弾のジョーカーゲームは確かに面白かったよ。でもこれは物凄い退屈でスピード感がない。酷い言い方だけど、話の運びに執心するあまり、登場人物が人形みたいに感じられた。楽しめない自分も含め、もったいない。
ソードアート・オンライン〈10〉アリシゼーション・ランニング 川原礫
「魂は光量子」「魂は量子振動」とかいう設定明かし。アバターもの好物です。願わくばカバーを大人ぽくして欲しい。まだ助走の段階。早く次だ。
ソードアート・オンライン10 アリシゼーション・ランニング (電撃文庫)
- 作者: 川原礫
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2016/07/23
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
優しい死神の飼い方 知念実希人
いいね!すげー引き込む。 #読書 #読書好きと繋がりたい 一章読んだところでやめそうになる位書き出しは不安かも。出来すぎた展開だけど加速してフラグが立つRPG感覚。相当プロット先行だ。それをほのぼのわんこで包んでいるので口当たり良し
娼年 石田衣良
要望の果てが見たい
私も見たい。結末を見せて欲しい。 官能かと思ったら青春も心理描写も丁寧で描写は自然。特殊な性癖も鮮やかに表現するもので一人の書き手の想像で書けるのか、これは。 相変わらず石田さんは一気読みさせる。続編楽しみ。
ソードアート・オンライン11 アリシゼーション・ターニング 川原 礫
学園ものの流れを惜しみなく壊し、悪意渦まく展開に。作者の描く悪役はいつも瑞々しい #読書 「魂のコピー」ネタはからくりサーカスまんまだけど、魂にも寿命があることを知った者がリストアに足掻く心理や自己崩壊の怖さ。幼児の頃に抱く死後の不安を想起させてくれます 。
ソードアート・オンライン11 アリシゼーション・ターニング (電撃文庫)
- 作者: 川原礫,abec
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2012/12/08
- メディア: 文庫
- 購入: 5人 クリック: 138回
- この商品を含むブログ (36件) を見る
ペンギン・ハイウェイ 森見登美彦
文章体が楽しく思考整理・探求法が頻出。釈然としないので終盤の数ページを何度も読み返した。 今の気持ちは今限り、と 誰もが失う純粋さが詰まった一冊。 ただね…課題図書のよう。感情記述が少なく読む人の記憶次第で補完される本かな。
- 作者: 森見登美彦,くまおり純
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2012/11/22
- メディア: 文庫
- 購入: 17人 クリック: 459回
- この商品を含むブログ (77件) を見る
GO WILD 野生の体を取り戻せ! ジョンJ.レイティ,リチャード・マニング
科学が教えるトレイルラン、低炭水化物食、マインドフルネス
「糖は毒」「ジムはだめ」
医学の見地から、効率重視のルーチン生活ではなく多様性が必要と説く。確かに穀物栽培が始まってから効率を求めて糖が蔓延し、コンビニ行けば糖由来物に埋め尽くされてると気付く。 減量目的でなく、本気で生活を変えてみたいと思える本。
GO WILD 野生の体を取り戻せ! 科学が教えるトレイルラン、低炭水化物食、マインドフルネス
- 作者: ジョンJ.レイティ,リチャード・マニング,野中香方子
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2014/12/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (5件) を見る
アルジャーノンに花束を ダニエル・キイス
チャーリィは他人の中の自分に納得できず他人の考えを変えさせたい。結果、見下して境界を引き、昔の自分も硝子の向こうに放置。高みに幸せを感じない彼が重なって切ない 最後の一行は心地よい解放感。彼は消えなかった。自我を確立して幸せを得た彼が眩しい。