断酒してなにしてる?

39歳のクリスマスに断酒を誓いました。持て余した時間にこんなことしてるトゥルーマン・ショー

なぜ断酒できているのか

断酒ブログと初めてみて4週間が経過した。

 

他の断酒ブログを覗くと、毎日断酒していることを綴っている。

 

そんな毎日酒の話題しか考えないのだろうか?自分はどうか?

 

自分のこと

  • 現在まで飲みたいと思った日はない。
  • 禁煙と同じ「何かの喪失感」が沸く。
  • 飲み会に1回出たが、欲求は起こらない。むしろ、ソフトドリンク飲み放題で液体を流し続けた。喪失感も起こらなかった。
  • シアナマイド(効力1日)の処方は止まり、ノックビン(4mg)だけ。
  • 薬を飲み忘れて10時くらいに飲むことが多い。
  • 通院は年始1回、次回は1月末。
  • 断酒会には時間の関係で出席したことがない。

解放されない

もう乗り越えたんじゃない?

そう思う時があって、自己否定し続ける。

  • 俺はアルコール依存じゃなかった!
    →違う。一口入れれば一晩に10杯以上も飲酒を止められない確信がある。
  • もう治ったよ!
    →「酒」を警戒すること自体が治ってない。
  • 薬は飲まなくてもいいよ。
    →それが怖い。
  • 軽度だったから大丈夫。
    →重度の人と同じでやめることに違いはない。

最初は、二度と宴会で酒を飲む自分がなくなったことが怖いと感じた。

いまは、「酒を飲まないこと」を注意し続ける今後が怖いと感じる。

 

自分のやり方

 

どうやっても酒の存在を消すことも忘れることもできない。だから怖がるのをなくすこともできそうにない。実際、酒を怖がらない日はない。

 

自分も他の断酒ブロガー同様に酒のことばかり毎日考える。

 

でも、自分は怖がった果ての「断酒=勝利」とつなげられない。

 

断酒してることの内容はやレポートを毎日書けばそれこそ恐怖が募る。

 

だから、今まで飲んでいた時間をこんなことに使ったよと綴り、結果、今日は断酒を思い煩うこともなく、酒を怖がることもなかったよと共感を求めたい。

 

 

27日目

 

1930年代の少年向け人生訓がヤバい!

君たちはどう生きるか

 

1930年代の少年向け人生訓が中年にも染みる!

 

満州事変時代に紡がれた少年文庫の一遍。
あまりにも有名なそれを初めて読んだわけだが。


少年がやらかした「取り返しのつかないこと」が、この歳のおっさんも似たようなことやらかしてて痛いほど胸に刺さる! 

君たちはどう生きるか (岩波文庫)

君たちはどう生きるか (岩波文庫)

 

取り返しがつかないことが人生にはある
後悔しても取り消せない
なぜ起きた、のではなく、どうやって歩むか
でも後悔することは必ず意味のあることにつながる

 

こういうお説教って経験前のガキに注意書き読ませてもダメなんですよね。たぶん子供のころ読んでいてもあまり印象に残らない。大人のお小言なんか、胡散臭くて聞くわけがない。

 

やらかした大人が初めて読まされると、少年の事件ですら自分のあらゆる体験にデジャブ。

 

結果的に立ち直るキッカケをこの小説からもらいました。

さて、

 

この小説を実際の時代に読んだ子供たちは「どう生きたのか?」

 

執筆された当時、この世代は太平洋戦争に突入し、自分のせいではないにせよ、あらゆる人に取り返しのつかないことは起きた。

 

皆は立ち直って今の自分たちに続いていくんだけど。。。

 

 

時代背景を考えて瑞々しい1930年を垣間見るもよし(銀座が華やか~)

 

この時代の人間に自己投影して追体験するもよし(自分の中学生時代と大差ない)

 

こういう作品は限りなく大人が読むべき

 

少年向け文学おもしろいじゃないの

 

今日で断酒20日

 

酒がなくても楽しいのか

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断酒から18日目

飲んでしまった!?
んなわけない。

馴染みだった店には行くなと言われていたのだが。。。
親しい友人に物を手渡す用があり、彼との思い出の店に陣取った。烏龍茶!の注文にマスターが一瞬固まり、その後、いつもはしかめ面のその顔が満面の笑顔にて「あいよ!」
なんだい。酔っ払い嫌いだったんだね。


飲まないでいると懐かしい匂いがする
連続飲酒してた頃は何も匂わなかったのに。
あーー。。。
結局、酒が好きだったんじゃないんだな


遠い昔の宴席を幻で求めてるだけだったのか
とにかく何も考えたくなかったのか
そんなことをぼんやり

繰り返す
無事に、今日で断酒18日目